初めてのオーダーメイドスーツ!失敗しない3つの秘訣とは

あなただけの特別な1着となるオーダーメイドスーツ。

誰しもが一度は仕立ての良いスーツに袖を通してみたいのではないでしょうか。

一方で、オーダーメイドスーツは、割高で手間がかかる印象もあるかもしれません。

また、フルオーダー、メイドトゥーメジャーなど、呼び名に種類があり、わかりづらい印象も。

実際にいざ作るとなると、どんな人が対応してくれるのだろうと不安もあり、敷居が高いオーダースーツ。

今回は、初めてのオーダースーツを作りたいと思っている方のために、失敗しないためのポイントについて解説します。

1.オーダースーツを仕立てるメリット

ひとたびオーダースーツに腕を通せば、もう既成のスーツでは満足できない身体になってしまう。

そのように大人を虜にさせる魅力たっぷりのオーダースーツですが、なにがそこまで違うのか。どうしてそこまで魅了されるのか。

気になるけどどうしても一歩が踏み出せず、今二の足を踏んでいる方に、まずはオーダースーツのメリットについてお伝えします。

(1)自分の体に合ったスーツは着心地が抜群

オーダースーツ最大の特徴は、自分の体に合ったスーツである、ということでしょう。

人はそれぞれ体格が異なり、既成のスーツに寸分の狂いもなくぴったりと身体が合う人はいません。

オーダーであれば、採寸を元に、体の細かい部位まで専門的に調整を行うことで、自分の体に合ったスーツが生まれます。

体に合ったスーツはとても着心地が軽く感じられ着心地がよいものです。

スーツは肩が凝る、動きにくい、といった悩みを解消してくれるかもしれません。

(2)オーダースーツは実は長持ちする

オーダースーツは長持ちしやすいのも大きな特徴です。

体にフィットしているオーダースーツであれば、無理な動きによる摩擦が生まれないため、スーツが傷みにくく長持ちします。気に入っているものは大切にしたくなるということも影響しているかもしれませんね。

オーダースーツは割高…だと感じるかもしれませんが、長い目で見ると、毎日スーツを着る人にとっては、既成のスーツを何着も買い替えるより、オーダースーツを大事に着る方がコスパはいいといえるでしょう。

(3)オーダーするプロセスが楽しい

オーダースーツ

こだわりの1着は、自分自身で生地やディティールを選択した結果として出来上がります。

数ある素材や色から、自分が良いと思った生地を選び、アドバイスを聞きながらディティール、ボタン、裏地を選ぶ。仕上がりを想像するのは難しいけれど、わくわくしながら自分流にカスタマイズすることは醍醐味です。

はじめてオーダースーツを作る際には「どう組み合わせていいのか分からない」という人もいるかもしれませんが、その際は専門家の意見に素直に耳を傾けましょう。

妥協なしでこだわる、自分だけのスーツには愛着が湧くものです。

日常使いはもちろんですが、特別な日に着るオーダースーツを大切な人の意見も聞きながら作るのもいいですね。

(4)サイズの合ったスーツ姿は好印象を持たれる

オーダースーツは、体に添うように美しいシルエットを生み出します。既成のスーツでは出せないフィット感は、着心地だけでなく、外見も美しいものです。

おのずと立ち振る舞いにも品が生まれ、周囲から好印象を持たれやすくなる。身だしなみのきれいさは、取引先からも信用も得やすくなるでしょう。

2.完成が待ち遠しく、手間も掛かるオーダースーツ

多くのメリットがある一方で、金額的な費用だけでなく、時間や手間も要するのがオーダースーツです。

失敗しないためにも、デメリットになる場合があることついても一読しておきましょう。

「場合がある」としたのは、人によってこれから上げるデメリットを醍醐味としてポジティブにとらえる人もいるからです。

(1)仕上がるまで完成品を見ることができない

初めてのオーダーでは、どんな風に仕上がるのか、不安になるかもしれません。

完成が待ち遠しく、期待がある分、がっかりしたくないというのもオーダー初心者の心情です。

できるだけ大きな生地で、鏡の前で体に当てて見たり、最近ではCGを活用しシミュレーションを活用している所もあるようです。

できるだけ自分の理想像を伝えることも大事になりますので、不安な気持ちを打ち明け、店員からのサポートを引き出しましょう。

(2)完成まで時間が掛かる

オーダーメイドのスーツは完成までに時間がかかります。

既製品は裾上げをすれば当日中にも手に入りますが、オーダーメイドスーツの場合はそうはいきません。

ジャストフィットを求めれば求めるほど時間はかかります。テーラーによって異なりますが2週間~2ヶ月ほどの期間は待たなければならず、着用予定があれば、日数を逆算して店舗に足を運ぶ必要があります。

また、多くの店舗ではオーダーした時点で前払いする場合が多く、オーダーに慣れていない人にとっては、お金を支払ったのに服を着られない、いつ仕上がるんだろうと待ち遠しくなってしまうことも。

しかしどうあがいても作成中のスーツを着ることはできませんので仕上がるまで待ちましょう。

そのため、すぐにスーツが必要となる場面でオーダースーツという選択はできません。

オーダースーツを着たい場面があるのであれば、少なくとも2ヶ月前までにオーダーしておくのがいいでしょう。

(3)店に何度か足を運ぶ手間がかかる、何を選んだらよいか迷ってしまう

採寸と仕上がりの確認だけでも最低で店舗に2回足を運ぶ必要があります。仮縫いのある場合はさらに1,2回通うことに。面倒くさがりの人にはデメリットとなるかもしれません。

それぞれの好みに合わせて、さまざまなデザインを生み出せるオーダースーツ。

生地、裏地、ボタンの種類など素材が豊富だからこそ、何を選んでいいのか分からない、どうすればセンスの良いスーツが仕上がるのか分からない、という人も多いでしょう。

自分が納得して任せられる仕立屋が見つかるまでにも手間暇がかかるかもしれません。

また、誰に相談していいかわからない、という方もいるかもしれませんね。

(4)ジャストフィットで作ると服装の好みや体型が変わると着られなくなる

既製品とオーダーを比べると、やはりオーダーのほうが価格は高くなる傾向にあります。

標準体形で、既製品を着ていて特段問題なく満足している人にとっては、オーダーの魅力はあまり感じられないかもしれません。

また、せっかく自分の身体に合わせて仕立てたのに、服の好みが変わったり、体型が太ったり痩せたりすると当然フィット感や着心地は変わってきます。

多少の増減はお直しで対応はできるものの、せっかく多くのお金を支払って作ったのに着られなくなるのはもったいないですよね。 

3.失敗しない秘訣その①まずは落ち着いて頭の中を整理しましょう。
オーダースーツ神戸

失敗しないコツ、それは結論から言うと、「自分自身で納得して決める。」ことです。後々の後悔がなくなります。

そのために、次の3つのステップを踏んでみてください。きっとあなたの役に立つはずです。 

(1)オーダースーツを仕立てる目的、欲しい理由を考える

何のために?を考えると、おのずと正解に結びついていきます。スーツといっても、その種類や着用目的は人それぞれです。まずは頭で整理してみましょう。

入学式/卒業式/成人式/結婚式などの人生のめでたい節目のイベント事で、仕事での大切な商談やスピーチで、スーツを着ることが好きでこだわりの1着が欲しいという方もいると思います。

また、目的というのは、自分が輝くため、その場に恥じないふさわしい装いが必要だから、最低限失礼の無いように、など、人それぞれ性格や立場によっても異なります。自分は何のためにスーツを仕立てるのか、手短にで構わないのでいったん考えてみてください。

(2)本当に必要なのか?または欲しいのか?と自分自身に聞いてみる

最終的にはオーダースーツの満足度は自分自身が決めるものです。なぜそのスーツを大切なお金を支払い、手間をかけても仕立ててもらうのか?と考えれば、成功までの道筋がはっきりとしてきます。

(3)今、自分が最良と思う店(人)を決める

どこの誰に依頼するのか。これが次のステップです。ここまで決まれば後は巡り合わせです 人との出会いは運でもあります。今の自分が知る範囲で最良を選べばいいのです。

世界一の一着を求めるのであれば、腕の立つ職人を目指して国境をも超えるでしょう。

国内であっても、一流の門をたたくでしょう。

近くの馴染みの店が欲しければ、居住地の近くを探すはずです。引っ越しをするたびに店を変える必要も出てきます。

いつでもどこでも、また極力人との関与を避けるのであれば、ネット注文も可能な時代です。

誰かの勧めや紹介により店を信用し身を委ねるのも自分自身の決断と言えます。

あとで、店を恨むことがないように、自分が良いと思って決めた店でオーダーしましょう。

(4)補足

仕立屋にはそれぞれに特色があるのがオーダーの世界です。

綺麗に機械的に縫製をし、それで満足する人もいれば、味わいのあるこだわりの手縫いを選ぶ人もいる。

その人が満足できていればそれで正解です。フルオーダーで高額なスーツが必ずしも「上」で、「正解」ではないのです。一度自分が「いいかもしれないな」と思ったところでチャレンジしてみるのが一番の近道です。

「3着は作らないと、本当に自分が納得するものはできない」という人もいます。

それは、自分自身でチャレンジして、納得できた部分、納得できなかった部分、一度作ってみたら気づいたこと、それらを理解して改善するこの繰り返しだからです。

一方で、作り手やメーカーも、得意なことと、できないこと、あえてやらないことがあります。

金額とサービスの「コスパ」も、初心者には見極めづらいのがオーダーです。口コミを見ても人それぞれだったりします。

そのため、まずは「目的」と「予算」を考えて、自分自身が後悔しないように、店を決めるのがよいでしょう。

後で自分自身の決断を後悔しないこと、これが、最高にメリットを享受し、デメリットを小さくする最善の選択です。

4.失敗しない秘訣その②事前の着用イメージが大切です。

オーダースーツで失敗しないために気を付けるポイントその②についてご紹介します。

まずオーダースーツは、専門性が高いため、適切な採寸・補正ができるテーラーにお願いするのがおすすめです。

しかし、いくら技術があっても、自分の気に入るスタイルに仕上がらなかったら嫌ですよね。そのため、何よりも大切なのはしっかり買う側の意図をくみ取ってくれるか、話を聞いてくれるかがポイントです。

とはいっても、仕立てる側も、お客様がどんなスーツを求めているか分からないと、最高のスーツにはなりません。

オーダースーツを依頼する際にあらかじめ準備しておきたいポイントについて解説しましょう。 

(1)大切にしたいことを持っておく

細部まで仕様やデザインを指定するという意味ではありません。

オーダースーツは、デザインや用途など、どこにこだわりを持ちたいのか、明確にイメージを持つことが大切です。色、スタイル、着心地、こだわりのディティール、サイズ、耐久性、たくさんの要素がありますが、何を大切にしたいか、目的から逆算して考えてみてください。

こだわりがなく、仕立屋に任せるのも良いですが、その場合も着用シーンや好みをある程度伝える必要があります。後悔したくなければ仕立屋のアドバイスも聞きながら、自分の要望をしっかり伝えることが大切です。

分からないことは分からないと素直に伝えることも大事なメッセージになります。

(2)着用する時期・シーンを考えておく

これは、着用の目的を考えればおのずと答えが出ます。

オーダースーツを着用する時期やシーンを明確にしておくことは大切です。

デイリー使いしたいのか、特別な日に着たいのか、それだけでオーダーの種類も異なるでしょう。

また、いつから着用したいのかを考えておくと、着用時期に余裕を持って間に合わせることができるため、失敗を防ぐことができます。仕立屋にとっても、急ぎなのか、急いでいないのかは気になる点です。

(3)予算を決めておく

たとえば、初めてのオーダースーツであれば、3万円程度と控えめに予算の設定をしても構いません。

上質なもので10万円程度、ビスポークで20万円以上を目安にするとよいでしょう。

思ったより高くついた…という後悔を無くすためにも、あらかじめ予算を決めてテーラーに伝えておくのもいいでしょう。

初めてのオーダースーツで満足できなかった場合、店や人を早々に変えてみるのも手です。

仕立屋は良く散髪屋に例えられます。一度、“この人は腕が良いな”、“自分のことをわかってくれているな”となれば同じところに通うようになりますよね。

同じ店に通わなくてはならないというルールはありませんが、安心して任せられる自分の懇意にしている店が一番ですよね。

立地/品質/納期/値段、インターネットで、口コミも含め投稿できる時代ですので、良く自分なりに吟味して店選びをしましょう。

2回目以降、同じ店に行くのであれば、生地を変えたり、ジャケットなど違うアイテムに挑戦するのも楽しみとなるでしょう。

最初のうちはあまり細部にこだわりを持たないほうが、後々長く着れる傾向があります。特にステッチの色やボタンは、最初はオーソドックスなものを選ぶのがよいでしょう。

ちなみにオーダースーツは、10万円~15万円ほどあれば、ある程度レベルの高い満足度の高い魅力的なスーツが仕上がります。

手縫いやオリジナルパターンにこだわった場合、いわゆるフルオーダーに挑戦するには20万円以上はみておいたほうが良いと思います。

ただし、オーダーの種類には共通の定義がありません。同じフルオーダーでも作成のプロセスが大きく違うものもございます。慎重に下調べしてみてください。

5.失敗しない秘訣その③次の点に注意をしておきましょう。

「こんなはずではなかった」ということにならないよう、以下のことを確認しておきましょう。

(1)完成までにかかる期間

オーダーから完成までにどれくらいの期間がかかるのかは、テーラーやオーダー内容によって異なります。

注文する前に、オーダーのイメージを伝えた上で完成までにかかる期間の確認をとりましょう。

オーダースーツを着たい明確な期日があるのであれば、その日よりも2ヶ月前に相談するのがおすすめです。

場合により急ぎ対応してくれることもあるため、あきらめずに問い合わせて見ましょう。

(2)完成したらすぐに試着して確認する

完成したら必ず試着をしましょう。

サイズ感や仕立てに納得がいかない場合には、可能な範囲で修正しをしてくれます。

完成時に試着をせず、着ないまま何か月も経過した場合には体型が変化することもあります。

寸法修正には追加料金が発生することもありますので、あまり完成から時間を置かずに試着して仕上がりを確認するようにしましょう。

(3)支払いのタイミング

注文する段階で前金を支払うところが大半です。高額になる場合は、注文時と完成時の2回に分けて支払うことも。

(4)返品・キャンセルポリシー

注文してからはキャンセルできないところが大半です。また、オーダー品のため基本的に返品・返金は不可です。

(5)アフターフォロー

サービスによっては1年間の保証やアフターフォローなどが付いている場合もあります。

購入後も長く大切に着たいオーダースーツ、アフターフォローがしっかりあるテーラーを選ぶのがおすすめです。購入前に、公式ホームページや直接お問い合わせで保証内容を確認しておきましょう。

6.NIKKE 1896のオーダースーツは神戸スタイルで、品格ある一着をご提供オーダースーツは神戸スタイル

NIKKE 1896ではあなただけの特別な1着を提案します。
神戸旧居留地に居を構えるNIKKE 1896神戸店。品格ある着こなしは、最高のスーツ生地で仕立てる。

オーダースーツに高い敷居を感じている人も、まずは私たちにご相談ください。お客様のご要望をお伺いしながら、お人柄をも引き立てるスーツをご提案します。

120年のものづくりの歴史を育んできた信頼と安心を、最高品質のオーダーメイドスーツと共に。是非一度足をお運びください。 

高級オーダースーツは神戸!品格は素材に宿る!極上の着心地で、愛着がつづく一着を

夏のオーダースーツは洗練の神戸スタイルで!サマーウールの最高の着心地と快適性