2025年 6月 13日

いつか誰かに贈りたくなる、“着心地”で選ぶルームウェア

一日の終わり、「今日は何を着て過ごそう」とふと思うことがあります。

ただ体を休めるだけでなく、心まで静かに落ち着かせてくれるような――そんな服を求めたくなる瞬間です。

肌にふれる感触のやさしさ、まとったときの軽さ、締めつけのない開放感。それらはすべて、着ている人の内側に静かに作用し、気持ちを整えてくれます。

そしてその満足感は、やがて「これを誰かにも届けたい」と思わせてくれるもの。心地よさの実感が、自分の中だけにとどまらず、自然と“贈りたい気持ち”へと広がっていくのです。

整う時間がほしい──それは、誰にも言わない小さな本音

慌ただしく過ぎていく毎日のなかで、「少しだけ、自分を整える時間がほしい」と感じることはないでしょうか。

誰かに見せるためではなく、自分の心と身体に素直に向き合うための時間。そんなとき、手に取りたくなるのは、自分にとってしっくりとくるものです。

着心地のよい服は、ただ“楽”であるだけではありません。

たとえば、疲れた日のやわらかな肌ざわりは、知らず知らずのうちに安心をもたらし、考えごとで頭がいっぱいの夜には、締めつけのない設計が、緊張をそっとほどいてくれる。

「言葉にはできないけれど、これを着るとほっと落ち着く」そんなふうに感じられる一着があるだけで、自分を取り戻すきっかけになります。

日々を穏やかに整えるための、さりげない“よりどころ”。

それこそが、自分にとって本当に信頼できるルームウェアのかたちではないでしょうか。

くつろぎも、動きも、眠りも──すべてを包み込む一着

やわらかな生地が肌にすっとなじみ、袖を通した瞬間、呼吸が深くなる。

外から戻ったときや、忙しい一日を終えたとき、その一着を選ぶだけで、心と身体が「くつろぎの時間」へと自然に切り替わっていきます。

たとえば、朝の支度を終えてひと息つきたいとき。在宅ワークの合間に立ち上がり、窓を開けるとき。肩や腰まわりが無理なく動くと、それだけで身体のこわばりも和らぎ、一日の気分が軽くなることがあります。夜には、本を読みながら過ごす静かなひととき。

そのまま眠りへ向かうときも、締めつけのない設計と肌にやさしい素材が、流れを妨げることなく、自然な心地よさで包み込んでくれます。

「これさえあれば、安心できる」──そう思える服があることで、迷いなく選び、自然と気持ちも整っていく。そんな一着が、毎日のリズムにそっと寄り添ってくれます。

自分で感じた“よさ”が、誰かへの想いに変わるとき

本当に気に入ったものに出会ったときは、理屈より先に、「あ、これだ」と感じる瞬間があります。

手に取ったときの質感、着たときの軽さや馴染み方。控えめなのに、どこか惹かれる。

気づけば繰り返し手を伸ばしている。それは、“なんとなく”ではなく、自分の感覚にしっくりと合っているからこその選択です。

忙しい朝も、静かに過ごしたい夜も、自然と選びたくなる服があると、気分が穏やかに整い、一日の流れが心地よく感じられます。

着心地のよさだけでなく、自分のリズムに寄り添ってくれる安心感。そうした実感が積み重なることで、その服は暮らしに深く馴染んでいきます。

そしてある日ふと、「これ、あの人にも似合いそう」と思い浮かべることがあります。

贈り物を探していたわけではなくても、自然と誰かの顔が浮かぶのは、自分の中にある確かな満足感が、次は誰かにも届けたいと思わせてくれるから。

“贈る”という行動は、理由を探して始まるものではなく、日々の中で感じた「よさ」が、いつの間にか誰かへの想いに変わっていく。それは暮らしの中に静かに流れる、素直であたたかな気持ちです。

艶やかに整う日常へ──NIKKE 1896が目指すルームウェア

何気ない一日にも、「今日はこれを着たい」と思える服があります。意識せずに過ごし、ふとした瞬間にその心地よさに気づく──そんな一着です。

特別な日のためではなく、日常の中で自然と手が伸びる。その信頼は、確かな素材と誠実な設計から生まれていると私たちは考えています。

採用しているのは、肌にやさしく、軽やかに体を包み込む極細のメリノウール。

空気を含むようなやわらかさと、温度・湿度の変化にしなやかに応える特性があり、着るたびに自然と体になじみ、気づけばその快適さに助けられていることに気づきます。

デザインは、暮らしのリズムに静かに寄り添うことを大切にしました。

装飾を抑えたシルエットと、ほどよい艶感のある素材が、くつろぎの時間はもちろん、近所への外出や人と過ごすひとときにも、そのままの自分でいられる、品のある佇まいを与えてくれます。

特別ではない日こそ、信頼できる服を選びたい。その想いを原点に、私たちは細部と向き合いながら、暮らしに寄り添う一着を追い求めています。

※2025年4月に限定販売を実施しました。2025年秋を目途にオンライン販売を開始予定です。

日々を整える一着との出会いのために

暮らしのなかにある、ほんの少しの「心地よさ」は、気づけばその人の選ぶものや時間の使い方まで変えてくれることがあります。

ただ着るための服ではなく、着ることで「戻ってこられる自分」がある──そんな感覚は、言葉にしにくいけれど確かに存在します。

その実感があるからこそ、誰かにも届けたくなる。「いいな」と思える瞬間を分かち合いたくなる。

私たちは今、その感覚をきちんとかたちにできるよう、一つひとつ丁寧に向き合っています。日々の暮らしに違和感なく溶け込み、使うたびに、内側から静かな満足を生むような一着を目指して。

私たちは、素材や縫製、細部の設計まで心を配りながら丁寧に仕上げています。