愛用のウールコートとスーツを守る! 衣替えの季節に気になるお手入れとクリーニング
3月下旬になると暖かい日が多くなり、新しい季節の始まりを感じます。そろそろ厚手のウールコートや冬用スーツの出番も終わり。
私たちを温めてくれた洋服たちに感謝と愛情を込めて手入れをしましょう。特に自宅での洗濯が困難なコートやスーツはクリーニングに出しましょう。
春の訪れと共に、愛用のウールコートをクリーニングへ
11月から3月にかけての寒い季節が終わると、ウールコートはその役割を一旦終えます。このタイミングが、クリーニングに出す絶好の機会です。ウールは特性上、水汚れや油汚れが付きにくい素材。
ですが、ぱっと見汚れていなくてもホコリや花粉など見えない汚れが生地の表面・繊維の中に付着しています。
そのままクローゼットへしまうと時間が経つにつれて嫌なにおいやカビ、虫食いの原因になります。また汚れは放置すればするほど落ちづらくなり、特殊なクリーニングが必要になることも。
せっかくのお気に入りのウールコートも、シミやにおいがついては元も子もありません。そうならないためにも、シーズン終わった際はなるべく早くクリーニングへ出し、ケアをしましょう。
ウールコートのお手入れケアについて各社が動画を出されています。
その中でも、分かりやすくまとめられている動画をご紹介します。こちらもご覧になってはいかがでしょうか。
「UNIQLO 服のお手入れ | ウールコートのお手入れ」
スーツは、種類によってクリーニングに出すタイミングが異なる
左:秋・冬用生地、中央:通年用生地、右:春・夏用生地
スーツは大きく分けて通年用、秋・冬用、春・夏用の3種類があり、それぞれの着用シーンで適したクリーニング頻度があります。
秋・冬は夏に比べ汗をかきにくく、ハイネックのインナーの着用も増え、襟・袖周りの汚れが少ないためシーズンに一度で十分といわれています。
対して、春・夏用スーツは汗汚れが気になることが多く、2~3週間に1度が推奨されています。
ですが、あまり高頻度でクリーニングに出すと生地を傷め、スーツの寿命を短くしてしまうので、適度な頻度で出すことが肝心です。
また、スーツのクリーニングは上下セットで出すことをおすすめします。上下でクリーニングに出す頻度が異なると生地の風合いに差が生まれ、スーツ全体の印象が損なわれることがあります。
適切なタイミングでのクリーニングと丁寧なケアにより、あなたの大切なアイテムを“いつまでもお気に入り”として長く愛用することができます。
季節の変わり目は、愛用品への感謝を込めたケアのチャンス。その美しさを次のシーズンへと繋げましょう。
自分でできるウールコートとスーツのお手入れ方法
自宅で簡単にできるウールコートとスーツのお手入れ方法をご紹介します。
大切なアウターやスーツを長く、美しく着続けるためには、日々のお手入れが欠かせません。
ウールコートのお手入れ方法
ウールコートは、その質感と温もりで冬の日々を豊かにしてくれます。その魅力を長持ちさせるために、以下のケア方法を心掛けてください。
・帰宅後のハンガー掛け: コートの形状に合わせた立体的なハンガーにかけることで型崩れを防ぎます。肩部分に厚みがあるコート専用のハンガーが理想的です。
・ブラッシングの重要性: 毎日のブラッシングで、表面の繊維を整え、ほこりや食べくずなどの付着物を取り除きます。この習慣が虫食いを防ぐことにも繋がります。
詳しいケア方法を知りたい方は、「ウールコートのお手入れ方法!オーダーコートを永く綺麗に着るために」をチェックしてみてください。
ウールコートのお手入れ方法!オーダーコートを永く綺麗に着るために
スーツのお手入れ方法
スーツも同様に、日々のケアでその品質と美しさを保つことができます。
・ハンガーにかける: 着用後は、肩先が5cm以上の厚みを持つ木製ハンガーにかけて型崩れを防ぎます。ズボンはしわ取り効果のあるハンガーで吊るしてください。
・適切な保管場所: 高温多湿、直射日光、風通しの悪い場所は避け、スーツを保管してください。
・ブラッシングで清潔に: 毎日のブラッシングで、ほこりや汚れを落とし、綺麗な状態を維持します。スーツの毛流れに沿って、地面と平行にブラシを持ち、上から下へと優しくブラッシングしてください。
これらの簡単なステップで、愛用のウールコートやスーツを長く愛着を持って着続けることができます。日々の少しの手間が、あなたの大切なアイテムを守ることに繋がります。
ウールコートと同じく、スーツのお手入れ方法も過去にご紹介していますので、ぜひご覧ください。
愛着がつづく「メリノウールスーツ」のお手入れ方法
ウールのリーディングカンパニー日本毛織直営店が願う、「愛着を持って永く着る文化」
NIKKE 1896では、愛着あるウールコートやスーツを永く美しく着続けるための秘訣を、心を込めてお伝えしています。
私たちが目指すのは、ただの衣服ではなく、時間を経ても色褪せない「愛着を持って永く着る衣服文化」の実現です。
ウールの繊細な魅力を保ちながら、体型が変わってもぴったりとフィットするよう、サイズ調整のアドバイスもご提供しています。あなたの大切な衣服が、まるで新品のような状態で永くあなたを彩ることを願っています。