原料を知り尽くした
テキスタイルデザイナーたち

磨かれた感性と、経験に裏付けられた設計技術によって創り上げられNIKKE 1896の衣服。上質な衣服には上質な素材が必要不可欠。日々ウール生地と接し、原料を知り尽くしたテキスタイルデザイナーたちをご紹介します。それぞれに異なる感性と価値観を持ち互いを尊重し、その仕事によって刺激し合うテキスタイルデザイナー集団は、より高いレベルを目指し、日々進化しています。

NIKKE 1896で取り扱う商品はすべてがNIKKEのクリエイターの手によって企画され、その糸や生地も、テキスタイルデザイナーたちが手掛けたものです。最高級メリノウール「MAF」原料を丁寧に糸にし、しっかりと込みを入れて織り、編まれた生地で作られているため、上質な肌触りはもちろんのこと、どこか安心感のある着心地を実現しています。 良いものをすこしでも永く着ていただきたい。そんなクリエイターの想いが詰まった商品をお愉しみください。すべての商品はメイドインジャパンにこだわっています。

"故きを温ねて新しきを知る" 
歴史を紐解くものづくり

大野 正博 OONO MASAHIRO

京都市出身。友禅染めを生業とする家に生まれ、幼少期から和装加工生地に囲まれた生活を送る。美術大学で染色を専攻し、1987年、日本毛織株式会社入社。当社を代表するテキスタイルデザイナーとして活躍し、自社製品のほか様々なブランドの生地創りを手掛けている。NIKKE 1896にはアドバイザーとしてコンセプト開発にも携わっている。

”本当に良いものは古くなっても心地よく感じられ、次の時代を、なおも彩る可能性を感じさせる”国内から欧州の名だたるハイメゾンまで、呼び声が絶えないテキスタイルデザイナー大野正博。顧客の要望を適切に読み解く鋭い感性と、NIKKEの伝統あるものづくりを知り尽くした幅広い表現力で、多くのテキスタイルを世に生み出し、世界中から一目を置かれています。数々のアーカイブを紐解き、独自の感性を加えた温故知新のものづくりを得意としています。イタリアでの駐在や、PrmiereVisionでの受賞歴もあり、海外での経験を活かしたNIKKE MAF PRMIERE COLLECTIONは、他にないオリジナリティに溢れた生地の魅力を感じていただける逸品です。

大場 祥平 OBA SHOHEI

松本市出身。漆芸作家の家に生まれ、幼少期からクラフトや天然素材に囲まれて育つ。美術大学でテキスタイルデザインを専攻し、2012年、日本毛織株式会社入社。海外向けの生地企画担当を経て、2016年 からNIKKE 1896の立ち上げに携わり、現在はプロジェクトリーダーとしてブランドプロデュース及び商品開発を行っている。
NIKKE 1896の究極のサービス「生地から創るオーダーメイド」ではお客様お一人お一人のためのオリジナル生地づくりを手掛けている。

NIKKE 1896
ブランドプロデューサー
テキスタイルデザイナー

上質で快適な衣服を追求する。大場祥平のものづくりは、良い原料に徹底してこだわることからはじまります。衣服の着用テストを繰り返しながら、自分自身が納得し、お客様に上質さと快適さをご提供できると信じられるもののみを世に送り出しています。NIKKE 1896で取り扱う大半の生地を大場がデザインしている。
”理想とする衣服のためには生地から創る”を信念に、世界でも類を見ない、「生地から創るオーダーメイド」を自らプロデュース。NIKKE 1896の立ち上げから専属のテキスタイルデザイナーとして一貫して生地創りを担っており、その上質さと快適性を兼ね備えた“用の美”ともいえる生地は、NIKKE 1896の「心身ともに快適な」衣服づくりを支えています。スーツからTシャツまで、原料を知り尽くしたテキスタイルデザイナーが生地からつくる衣服をお愉しみください。

快適な衣服づくりには欠かせない上質な素材、生地、各アイテムにふさわしい糸の太さ、織、編み込み方を吟味し、衣服の試作を繰り返すことで、完成度をあげる挑戦を日々行っています。

NIKKE 1896は生地屋の服屋です。神戸店には、今までに創り上げた「MAF」の生地を数百種類ストックしています。